「スター・ウォーズ」旧3部作

「新しい希望」(1977年)
「帝国の逆襲」(1980年)
「ジェダイの復讐」(1983年)
「特別編」(1997年)

高校生の頃、初めて「スター・ウォーズ/ジェダイの復讐」を観に行きました。当初はSFの宇宙の物はあまり興味が無かったのですが、この当時SFが好きだった姉に誘われて観に行きました。
最初に観たのは「ジェダイの復讐」で、その後テレビ放送やリバイバル上映などで「新しい希望」「帝国の逆襲」を観ました。

まずはストーリーの感想ですが、旧3部作は全9作あると言われている「スター・ウォーズ」のシリーズの中でも中間部にあたるようです。
背景は恐怖政治を行っている銀河帝国とそれに反発する同盟軍(共和国)の壮絶な争いで成立っているようです。
これは、この時既に全滅しているかと思われている(?)ジェダイの騎士の最後の生き残りとされたルーク・スカイウォーカーが主人公になっており、様様な人間関係が明らかになってきてくるのがわかります。中には衝撃的な人間関係も浮かび上がってくるのに、運命の儚さも感じさせられます。
まずは、ルークとレイア姫が双子であった事。そして、ルークとレイアの父がダース・ヴェーダ−であった事。
この映画では最大の敵であったダース・ヴェーダ−(最終的な最大の敵は皇帝ですが)、主人公達の父親で親子で命を賭けた対立という惨い運命にあるのが衝撃的なストーリーだと思います。
その次はハン・ソロですが、血縁関係ではルークとレイアには関係が無くとも、レイアの恋人である事も重要ですし、共和国が勝利するにはこのハン・ソロの存在も、それからランド・カルリシアンの存在も重要であると思います。
しかし、「帝国の逆襲」ではハン・ソロは悲惨な運命を辿ってしまうのが惨い雰囲気があります。
それと、オビ・ワンやヨーダはルークにダース・ヴェーダ−と互角に対決が出来る様に育ててくれた師匠であって、こういう事はまぁいえば、自分だけの力ではなく、様々な人達の手助けもあって成長していくと言う人間の成長はこうやって成り立っていくんだって感じの事を教えられている様な気もします。この事は声楽をやっている私にとっては身にしみて納得できるものであると思っております。
大まかに見たストーリーは悪い敵がいて、それを正義が倒すって感じの良くあるストーリーだとは思いますが、この映画はあらゆる面で、その大まかさの中に秘められた細かさがシリーズを通して明らかになっていく映画だと私は思っています。
ちなみに、この事が分かるのは3作とも全て観て初めて色んな事が分かってくるものだと思います。

それから特撮ですが、これは凄いです。
オリジナルは「新しい希望」は1977年、「帝国の逆襲」は1980年、「ジェダイの復讐」は1983年ですが、この当時としても画面に吸い込まれそうな勢いがありましたが、1997年に3作とも特別編が出来て、特撮の鮮明さが余計にリアルになっていたのが印象的でした。

次はジョン・ウイリアムズ作曲の音楽!私はこの音楽を聴くと落ち込んでいる時でも気分が晴れやかになるくらい大好きな音楽です。
メインタイトルはTVなんかでも時々かかっている事がありますが、やはりあの音楽で更にキャラクターの性格を浮き彫りにし、戦闘シーンの迫力を増大させているって感じです。

後は、俳優ですが、マーク・ハミルに関しては言うまでもなく最高って感じです。
ライト・セイバーでの剣さばきは凄かったです。
映画のパンフレットに寄れば、彼は剣道などで鍛えたとの事。とにかく迫力物です。
特に「ジェダイの復讐」では自分を待ち受ける試練に立ち向かっていかねばならないという事でその時の苦悩の様子が浮き彫りにされている気がします。そしてレイア姫を思いやる感じの所に凄く優しさが感じられます。

ハン・ソロ役のハリソン・フォードはルークでのマーク・ハミルの様子とは対照的な感じで、凄くつっぱった感じです。
彼の場合はインタビューなどでは物静かなおとなしい雰囲気が溢れた感じですが、役に入った時の変わり様にはさすが役者だなぁと感じさせられました。

レイア姫のキャリー・フィッシャーに関しては「帝国の逆襲」の時の愛する恋人と引き離されるシーンでの悲痛な表情が印象的でした。

この映画はあらゆる要素で楽しませてくれると言った感じです。

「スター・ウォーズ/ファントム・メナス」
「スター・ウォーズ/クローンの攻撃」


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