オペラって何の事?どんなもの?

まず、オペラってどういうものか・・・?って言うと、これは大体の人がご存知かと思います。まぁ一言で言えば「歌劇」です。
歌手が歌いながら演技までもするものです。漠然と言ってしまえばそういう感じだけど歌あり、演技あり、おまけに踊りのバレエもあるので1種の総合舞台芸術ではないかと思います。


オペラってどんなところに魅力があるのかって言うと・・・。
やはり、オペラって演劇やミュージカルの様に一つの舞台芸能だし、それに映画と共通しているところもあると思います。
オペラの場合は悲劇が多いですが(爆笑出来る喜劇もありますけど)とにかく舞台セットから衣装から何から何まで凄く華やか(^^)。それに時代設定が昔のものが多くて(昔からあるオペラは当然時代設定が昔の物になるのに決まっているけど)歴史に触れられるって感じ・・・(^^)
そこへ持ってきて、あの歌手たちの鍛えられた美声が凄く良いんですよネェ!それと迫力のある、時には静かになる美しいハーモニーの合唱も。で、おまけにバレエが入るオペラもあって、バレエ等のダンスが入ったら華やかさも増すし、エキサイティングな感じがして、もう、ノリノリの気分爽快って感じが味わえます。
けど、魅力は・・・やはり歌手の歌声ですネェ!それにマイクを持たずにあの響く声で歌うのですから。そういうところが凄く魅力的なんですよねぇ。

けど、オペラ歌手って相当大変な仕事なんだと思います。特に健康管理が・・・とにかく大変なものなんです。
色んなHP等で、よく歌手のドタキャンの記事を見かけますが、ドタキャンってファンにとってショックな事だと思います。これ、原因は殆どが体調不良ではないか・・・?と私は思っています。何の病気かは分からないですが、世界中をあちこち飛び回って活躍している歌手って、相当なハード・スケジュールじゃないかなぁと感じています。何せ、時差だけでかなり疲れてしまうもん(--;)だから健康管理って相当気を使っているだろうなぁ・・・って感じています。
とにかく風邪ひいただけでもかなり影響があるし・・・声がかすれてしまったら歌えない・・・(^^;)
まぁ言えばスポーツ選手と同じ様な健康管理をしないといけないのかなぁ・・・ってところです。健康管理はどんな芸能人も大変だと思いますけど・・・。
けど、これだけ大変な健康管理をしてファンにあの素晴らしい演技と歌声を聴かせてくれるのだから、オペラって凄く魅力的だと思います。


最近ではロックオペラとか色々あるようですが、まぁ昔からあるオペラでの歌い方は発声法はポップスなんかとは違います。呼吸の基本はどちらも腹式呼吸ですが・・・。
ポップスって大体話し声に近い感じの声でマイクを持って歌っているけど、オペラの歌い方ってマイク無しで声を響かせる様にして歌ってるもんね。
オペラでの発声法の基本はクラッシックの声楽の発声法なんだけど、詳しくは「おしゃべりコーナー」の「2003年おしゃべり帳」(芸能編)での「YUKIが教わった声楽の発声法」に書いています。(こちらのページです)


オペラって何時くらいに何処が発祥の地なのかって言うと、時代は中世の16世紀の終わりの方。場所はイタリアの芸術の都フィレンツェだそうです。
あとはマントヴァやヴェネチアあたりでもかなり上演されていたみたい。
最古のオペラは1600年頃のペーリ作曲の「エウリディーチェ」だそうです。
しかし、この「エウリディーチェ」は楽譜が全曲分残っている物の中では最古の物で、実際はこれより古い物もあるようです。1594年頃にコルシ&ペーリ作曲の「ダフネ」という作品があったみたいですが、楽譜の一部を紛失するなどして全曲分が揃ってないみたいです。
それからイタリア全国に広まって、17世紀頃に他のヨーロッパの国に広がったみたいです。
中でも17世紀ではフランスのバロック・オペラが増えていって作曲家リュリが沢山作品を残したみたいです。本に書いてあるのを見たらリュリはフィレンツェ出身だそうですねぇ。。。それでリュリは元はバレエで成功していたみたいで、その後にオペラも手がける様になったとか・・・。


ドイツ語系のオペラは古い時代はあまり目立たなくて、目立ってきたのは古典期の18世紀頃のモーツァルトの時代あたりからって感じですが、17世紀〜18世紀頃のヘンデルの作品もあったのです。
けど本格的にドイツ語のオペラが目立っってきたのって・・・やはり19世紀頃みたいですねぇ。。。
有名なのはベートーベンの唯一のオペラ「フィデリオ」や、ワーグナーの楽劇やウェーバー辺りが超有名です。
けどワーグナーの独自の歌劇の形式の「楽劇」ってのは、大抵のオペラはアリアなんかが途中で挿入されていて、そういうのでストーリの流れが中断されるのを嫌ってストーリーも音楽も同じ様にしてずーっと続く独特の物だそうです。

ドイツ語オペラが目立ってきた19世紀頃、イタリアではヴェリズモ・オペラが流行ってきたみたいです。ヴェリズモってのは現実主義って事なんだけど、昔のオペラはギリシャ神話みたいな英雄劇や非現実的(まぁ言えばSFファンタジーか・・・?)な雰囲気の題材が多かったのが、この時期からが現実に起こりそうな事(あるいは既に起こった事件を題材にしているのもあるけど)をテーマにしたオペラが出てき始めたみたいです。

その時フランスではオッフェンバックがオペレッタを作曲して、拠点をウイーンに移してヨハン・シュトラウス2世やレハールなんかのウインナ・オペレッタの代表が出てきたみたいですねぇ。それでそこからオペレッタがイギリスではミュージカルに変わってきて、それで更にアメリカに渡って20世紀の大ブームが巻き起こったって感じかな・・・。
それと有名なチャイコフスキーやリムスキー・コルサコフなんかのロシア・オペラが出てき始めたのも19世紀頃だそうです。


ちょっと余談ですが、男性歌手が女性の様に裏声で歌うカウンター・テノールってのがありますが、このカウンター・テノールは男性が自然に裏声で歌っている様なものです。
しかし、昔は何と人工的に作り上げたと言うか(変な言い方ですが^^;)そんな感じで歌っている男性歌手がいたのです。そういうのを「カストラート」って言うのですが、このカストラート歌手は少年のボーイソプラノの様な声質を保つ為にわざわざある手術(どんな手術かは・・・ちょっと・・・書きづらいです。。。^^;;)をしていたそうです。凄い!!!

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