「ジェイ&サイレント・ボブ/帝国への逆襲」

2001年作品

この映画は題名からも想像がつきますが、一部分ではあの「スター・ウォーズ」のパロディーっぽい様なタイプの映画です。
これはケヴィン・スミスが監督・主演で、ストーリーは、ちょっと・・・分かり難いって感じでしたが、劇の中に劇があり、背景には肖像権の事なんかが描かれているって感じでした。
まず、オープニングは「スター・ウォーズ」のオープニングを思わせるような感じで、宇宙に浮かぶ星星・・・ちょっと「スター・ウォーズ」の世界に入り込んでいるって雰囲気でした。
しかし、このオープニングが終わるとガラリと変わって現代のコメディーそのものでした。

大まかなテーマは肖像権や、他ではインターネットの掲示板なんかのマナーみたいなものも含まれた感じですが、 この映画は描写は映像はごく普通ですが、ちょっと台詞が・・・下品な所が・・・多い様な・・・(^^;;)
どの様な下品な雰囲気の台詞かと言うと・・・まぁ言えば食事前や食事中には絶対に聞きたくない様な台詞のネタが多かったです。
しかし下品な雰囲気の中には肖像権の権利も背景にあるって感じだし、インターネットの掲示板での誹謗中傷。誰もが見るインターネットの掲示板で誹謗中傷を書くと言う事は、どの様な事なのかも改めて教えられた感じもありました。

この映画のタイトルにある「逆襲」と言うのは、ネット上で自分達の誹謗中傷を書き込んだ若者達に対して、肖像権の報酬をもらって誹謗中傷を書かれた側が書き込んだ人間を徹底的に探し出して、仕返しをするという事の様な気がしました。
しかし、この誹謗中傷を掲示板に書き込んだ人間を探し出すまでの道のりは長い様な気がします。
何せ窃盗団の美女に利用されて罠に嵌められたりするのが、人間の弱みを見出した感じがしました。


俳優では、サイレント・ボブのケビン・スミスですが、殆ど話さない(一部分で少し喋る所もありますが)わりに存在感がたっぷりでした。パントマイムで上手く演じているって感じで見事な存在感です。

ジェイのジェイソン・ミューズはひょうきんな感じで面白かったです。
ケビン・スミス監督もジェイソン・ミューズもライト・セイバーで闘うところは、フォームなんかも見事でした。
スミス監督とジェイソン・ミューズのジェイ&サイレント・ボブのコンビは見ていると、おしゃべりとだんまりコンビですが、コメディアンって感じで笑わしてくれます。

窃盗団の美女ジャスティスのシャノン・エリザベスはなかなかの美女でセクシー。怪しい雰囲気が見事でした。本当に美しさと色気が武器になっているって感じでした。

特別出演をしているマーク・ハミルとキャリー・フィッシャーは共に「スター・ウォーズ」旧3部作に主演していました。マーク・ハミルはこの映画ではほんの短い時間の間だけですが、ライト・セイバーの剣さばきは凄かったです。スピードがやはりあります!やはり私はライト・セイバーでの剣さばきと言えばマーク・ハミルが最高だと思います。

キャリー・フィッシャーもほんの短い間だけの登場でしたが、ヒッチハイクをするジェイとサイレント・ボブを車に乗せる修道女で登場しますが、ちょっと地味な感じがしなくもなかったです。。。(^^;)

他ではベン・アフレックやマット・デイモン等の有名俳優が劇中劇で撮影中の本人役で出演など、見所もあります。


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